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小児の頭痛にはアセトアミノフェンを服用しましょう
先日広島市内K小学校の学校保健委員会に行ってきました。今年で3年目ですが、いい加減なことは言えないので結構緊張します。
さて、今年の質問は「子供の頭痛に市販薬を飲ませて大丈夫か?」と「頭痛の予防としてサプリメントのマグネシウムを飲ませても大丈夫か?」の2点です。
結論から言うと市販薬アセトアミノフェンなら安心して飲んでいただけます。ただし気を付けたいのは、頭痛の原因となる疾患が無いことの確認が必要です。
原因となる疾患としては、副鼻腔炎(蓄膿症のことです)、虫歯、近視などですが、これらが疑われる場合にはまず専門医を受診し治療することが必須となります。
片頭痛である可能性もあるわけですが、年少児では非常にまれです。強い頭痛が1時間以上続くようであれば片頭痛を疑います。尚、遺伝性が高いので母親が片頭痛もちかどうかも判断材料になります。
マグネシウムは片頭痛を想定した質問だと思いますので、確定診断されてから考えましょう。
アセトアミノフェンの代表的な市販薬としては「小児用バファリン」があります。
この「バファリン」ですが、大人用と小児用とで成分が異なります。購入の際にはアセトアミノフェンが成分であることを確認しましょう。
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広島老人ホーム・介護施設紹介センター
代表取締役 前田 修一